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前立腺がんに対する光線力学的治療法─ 不活性化され複製能を欠損させたセンダイウイルス粒子による光線力学的治療法の高効率化
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JPY
Abstract
◎現在,高齢化社会を迎えた日本において前立腺がんは増加傾向にあり,進行前立腺がんにおいては根治可能な治療法がない.とくに内分泌療法および化学療法に対して耐性を獲得したがんに対する治療法の研究が課題となっている.光および光感受性物質を用いた低侵襲ながん治療法である光線力学的治療法(PDT)は,進行前立腺がんに対する新規治療法となる可能性がある.しかし,PDT はがん選択的な治療法であるものの,正常組織へも光感受性物質が集積することがわかっている.そこで,著者らは前立腺がん細胞選択的な治療法の確立をめざし,薬剤の輸送体として,複製能を欠損させたセンダイウイルス粒子(hemagglutinating virus ofJapan envelope:HVJ-E)を用いて,前立腺がん細胞への光感受性物質の選択性を高めた光線力学的治療法を検討している.本稿では,前立腺がん細胞に対する選択的なPDT の可能性について解説する.
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/content/article/0039-2359/258110/1063