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病原性記憶Th2 細胞による慢性気道炎症の誘導および維持機構
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JPY
Abstract
◎慢性アレルギー性疾患や自己免疫疾患において,病原性の記憶ヘルパーT(Th)細胞が長期にわたり生体内で維持されることが病態の根幹となっている.著者らはマウス慢性気道炎症モデルを用いて,肺組織中に異所性のリンパ様組織である誘導性気管支関連リンパ組織(iBALT)が形成されることを見出した.このiBALT 中には,IL-5 を多量に産生する病原性記憶Th2 細胞が集積・維持されており,iBALT が形成されたマウスでは抗原の再感作によりアレルギー性気道炎症を増悪することが明らかとなった.また,iBALT 中における病原性記憶Th2 細胞の維持にはIL-7 を産生するリンパ管内皮細胞が必須であり,これらの細胞が慢性炎症を遷延化する“炎症ニッシェ”として機能していることが明らかとなった.本稿では,病原性記憶Th2 細胞の誘導および維持機構に関する最新の知見と,慢性アレルギー疾患との関係性について解説する.
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/content/article/0039-2359/259020/143