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C 型肝炎SVR 後の肝発癌関連因子―DAA によるSVR でも肝発癌は抑止できるか
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JPY
Abstract
◎C型肝炎の治療の目的は,ウイルス排除と,これによる肝炎の沈静化・肝線維化抑制,肝発癌抑止である.これまでIFN によりウイルス排除(SVR)がなされると肝発癌が抑制されることが示されており,この効果は,肝発癌リスクが高い症例で顕著であることが判明している,しかし,SVR 達成後にも肝発癌がみられ,肝線維化,男性,アルコール摂取,肝脂肪化,糖尿病が危険因子としてあげられている.しかし,このことから発癌リスクの高い集団ではIFN によるSVR によって肝発癌は抑制されるものの,いぜん発癌リスクは残存することが示唆される.一方,現在C 型肝炎に対する抗ウイルス療法は,直接作用型抗ウイルス剤(DAA)によるIFN フリーの治療が主体となっているが,これによりSVR が得られた場合の肝発癌リスクが減少するかどうかについては明確なエビデンスはない.また,DAA による治療は高いSVR 率が得られるため,肝発癌が減少することが期待されるが,肝癌治療後の治療では肝癌再発率が上昇するという報告が出され,あらたな議論になっている.しかし,これに対する反証論文もただちに提出され,今後の症例蓄積とともにあらたな展開が期待される.
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/content/article/0039-2359/259040/293