No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
◎多数例のC 型慢性肝炎の後ろ向き研究では,インターフェロン治療でウイルス排除(SVR)が得られると無治療に比べて1/10 近くまでの肝癌発癌率低下が得られた.しかし,肝硬変に至った症例ではSVR が達成できても発癌抑制効果は鈍く,無治療例の約1/2 程度にとどまった.SVR となった症例に対して根治的な肝切除やラジオ波焼灼治療を行うと,通常のC 型慢性肝疾患合併肝癌より発癌率は有意に低下するが,10 年後・15 年後でも再発率曲線が上昇していくことには留意すべきである.一般にSVR となった症例では肝機能悪化が起こらないために,より根治的,より積極的な治療が可能となるため,生存予後は改善する.インターフェロンフリーの内服直接型抗ウイルス薬(DAA)は,高齢者や線維化進行例にも高率にウイルス排除が可能であるが,これら発癌高危険群での発癌抑制効果は今後の課題である.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/259040/316