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マクロファージとhypoxia inducible factor(HIF)
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JPY
Abstract
◎古くからマクロファージは炎症部位に集積し,炎症プロセスの主役を担う免疫細胞のひとつであると考えられてきた.炎症部位は低酸素環境にあることが多く,そこで機能を発揮するためには細胞の低酸素応答が円滑に行われる必要がある.低酸素誘導型転写因子HIF-αはこの低酸素応答に必要な標的遺伝子制御を行う重要な転写因子であり,マクロファージの機能や極性獲得に重要な役割をもつ.近年,肥満脂肪組織が低酸素状態にさらされており,そこに浸潤するマクロファージの炎症促進にHIF-1αが関与すること,さらに脂肪組織マクロファージのHIF-1αが脂肪組織の血管新生を抑制し肥満時の低酸素環境を助長させることもわかってきた.本稿では,HIF を介したマクロファージの低酸素応答マクロファージ極性の制御,脂肪組織マクロファージにおけるHIF の役割について概説する.
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