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心血管画像診断の進歩―CT およびMRI による虚血性心疾患の評価
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JPY
Abstract
◎近年の循環器領域の非侵襲画像診断の発展は著しい.今日の非侵襲的画像診断の虚血性心疾患に関する役割は,冠動脈狭窄の診断のみならず,不安定プラークの指摘,予後予測,虚血・梗塞の評価など多岐にわたっている.CT による冠動脈の画像診断は近年急速に進歩し,すでに循環器日常診療に欠かせないものとなっている.その有効性に関しては大規模試験の結果で報告されている.さらに,負荷心筋血流CT による心筋虚血診断や遅延造影CT による組織性状診断などの進歩により,虚血性心疾患におけるCT の応用範囲は冠動脈の形態だけでなく機能的評価の領域へ拡大されつつある.一方,MRI は放射線被曝がなく,一度の検査で心機能評価,心筋虚血評価,心筋梗塞後の組織性状診断,冠動脈狭窄の診断など総合的に評価することができる.心筋血流MRI は負荷心筋SPECT と比較して心筋虚血診断における優位性がほぼ確立されており,遅延造影MRIは現時点ではすべての非侵襲的検査のなかで,梗塞心筋や線維化をもっとも正確に検出する検査であるといえる.また,非造影T1 強調画像による不安定プラーク評価も期待される.
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/content/article/0039-2359/259060/639