No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
◎がん疼痛はがん患者の半数以上が経験するといわれている.患者の生活の質(quality of life:QOL)を維持するためのがん疼痛緩和はまず鎮痛目標を設定し,つぎに痛みを評価することからはじまる.がん疼痛はその性状・病態から内臓痛・体性痛・神経障害性疼痛に分類される.薬物療法はWHO 三段階除痛ラダーに沿って痛みの程度に応じて開始する.基本的には5 原則に則って薬剤を開始するが,薬剤の種類や投与経路は多岐にわたるため,基本的な知識を得ておく必要がある.オピオイド鎮痛薬をはじめとするすべての鎮痛薬には副作用もあるため予防に努めることが重要である.痛みは放置することで,さらに強い痛みへ変化しうることがあるため(痛みの悪循環),早期からのがん疼痛緩和が重要である.薬物療法だけでなく,放射線療法や神経ブロック,手術療法などが有効な場合も多くあるため,その施行については専門家へコンサルトする.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/259090/905