No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
◎ヒトの腸内には100 兆以上の細菌が生息しており,腸内細菌叢を構築している.腸内細菌は,ヒトと共生しながらエネルギー代謝,感染や免疫の制御,発がん,動脈硬化の進展など密接にヒトの健康に関与している.近年,腸内細菌叢の研究は16 s リボゾームRNA 遺伝子の解析やメタゲノム解析により飛躍的な進歩を遂げ,ヒトの健康や疾患との関連について多くの知見が得られるようになり,注目を浴びている.この腸内細菌叢の構成にもっとも影響を与える因子はヒトが日々摂取する食事であり,その構成成分である栄養素である.とくに高脂肪食は腸内細菌叢の環境を悪化させるとの報告も多い.最近は腸内細菌叢をさまざまなタイプで分類していく試みもなされており,タイプによって日々摂取する栄養素に対しての反応も異なってくるとされている.本稿では,腸内細菌叢と栄養の関連について概説する.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/259100/1091