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JPY
Abstract
◎糖尿病の栄養療法にはまず総摂取エネルギーを設定する.便宜的に標準体重当り生活活動度に応じて25~35 kcal/kg をかけて算出するが,目標とする体重(肥満あるいはやせの存在,インスリン分泌能,骨格筋量などを勘案して)を設定し,基礎代謝量推定値,あるいは現在の摂取エネルギーをもとに,体重変化に応じて摂取エネルギー量を評価し,適宜総摂取エネルギー指示量を調整する.各栄養素の摂取比率の適切な配分について確立したエビデンスはいまだ存在しないが,一般に炭水化物50~60%,蛋白質15~20%,脂質20~25%とされている.最近の健康志向から炭水化物量に注目が集まっているが,低炭水化物食と低脂質食のいずれが減量により有効かは,そのエネルギー比率や栄養をおもに摂取する食品によっても異なってくる.また,腎障害合併症例や高齢者では総摂取エネルギーのみならず蛋白質摂取量の設定をとくに注意深く設定する必要がある.同じ総摂取エネルギー,栄養素比率であっても食べる順番によって食後血糖は変わることから,食べる順番や食事時間などにも配慮した栄養指導が求められる.
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