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JPY
Abstract
◎循環器疾患合併妊娠は,一部では母体死亡にもつながる高危険性妊娠である.循環器医療や新生児医療の発展に伴い,複雑心奇形を含む先天性心疾患をもつ女性の多くが生殖年齢に達し,妊娠を希望するようになったことや,Marfan 症候群や遺伝性不整脈などの疾患では比較的若年で診断されるようになったことなどから,その数は増加傾向にある.また,女性を取り巻くライフスタイルの変化から,妊婦の高齢化,高血圧を含めた生活習慣病の合併など,心疾患以外の合併症にもより多くの配慮が必要となってきている.妊娠分娩時にはダイナミックに循環動態が変化するため,これらを理解し,個々の症例に応じた診療を行う.妊娠中・授乳期の薬剤治療を一律に禁止するのではなく,母児の有益性と有害性を鑑み,有益性が上まわると考えられる際は,適切な薬物療法を行うことが大切である.
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