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選択的PPARαモジュレーター(SPPARMα),K-877
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JPY
Abstract
◎高トリグリセリド(TG)血症・低HDL コレステロール(HDL-C)血症は,動脈硬化性疾患のリスクファクターである.PPARαアゴニスト(フィブラート薬)はこのタイプの血清脂質改善作用を有するが,心血管イベント抑制効果は十分には証明されていない.フィブラート薬には血清クレアチニン値やホモシステイン値の増加作用などの安全性の問題があり,血清脂質改善作用の有効性を相殺してしまった可能性もその原因として推測されている.このような従来のPPARαアゴニストの欠点を克服し,リスクベネフィットのバランスを高めた薬剤が選択的PPARαモジュレーター(SPPARMα)である.SPPARMαとして期待されるK-877 は国内臨床試験にて,フェノフィブラートに比べ,少ない副作用で優れた血清脂質改善作用を示した.また,スタチンとの併用試験においても非併用時と同様の有効性と安全性が確認されている.K-877 は残存リスク改善のあらたな選択肢として期待される.
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