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JPY
Abstract
膵癌は早期診断が困難とされてきたが近年,Stage 0,あるいは腫瘍径1 cm 以下で診断された早期診断症例の報告が増加しており,画像の特徴が明らかになりつつある.膵癌は大半が膵管癌であり,径数mm の膵管に腫瘍が発生した場合,腫瘍の直接描出がみられる前段階で,膵液の滞留による軽微な膵管拡張,膵囊胞性病変が間接所見として認められることが多く,これらにMR 胆管膵管造影(MRCP)または超音波内視鏡(EUS)を介入し,膵管の限局的な狭窄や拡張を確認することが重要である.また,長期予後が期待される腫瘍径1 cm 以下の膵癌では,腫瘍の直接描出にはEUS がきわめて有用である.腫瘍がみられた場合はEUS ガイド下の穿刺吸引法(EUS-FNA)が,膵管の異常を認めた場合は内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)を併用した複数回の膵液細胞診が,確定診断に有用であり,2016 年に改訂された膵癌診療ガイドラインでも以上の戦略が提案されている.
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/content/article/0039-2359/261010/95