No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
ステロイド薬は作用点が幅広く,多彩な気道炎症を有する炎症性呼吸器疾患にとって有用な薬剤であり,とくに吸入ステロイド薬(ICS)は気道局所に散布されるため,全身性のステロイド薬と比較して治療効率が高まる製剤と考えられる.現在わが国では,ICS は粒子径,デバイス,薬効の違いによって多種類の製剤の利用が可能である.喘息領域では,即効性を兼ね備えた気管支拡張剤との配合剤の特性を活かしたあらたな治療戦略も提唱されている.また慢性閉塞性肺疾患(COPD)において,ICS は増悪を繰り返す症例に有効である可能性があるものの,増悪の原因となる感染の危険因子となる場合もあるため,バイオマーカーを用いたICS の適切な使用が求められる.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/261030/234