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JPY
Abstract
内分泌疾患のなかには,発症頻度に明らかな性差を認めるもの,同一疾患であっても男性と女性で臨床像が異なるものがある.女性に多い内分泌疾患として,プロラクチノーマ,リンパ球性下垂体前葉炎,Basedow病,橋本病,Cushing 症候群などが知られている.プロラクチノーマでは女性のほうが発症頻度は高いものの,男性に比べて腫瘍サイズは小さい傾向がある.リンパ球性下垂体前葉炎は女性において妊娠後期から産褥期にかけて好発する.甲状腺機能異常を呈する原因の多くは自己免疫性甲状腺疾患であり,代表的なBasedow病と橋本病はともに女性に好発する.これらの甲状腺疾患は生殖年齢にも発症するため,妊娠時の対応も重要事項である.コルチゾールの慢性的過剰分泌をきたすCushing 症候群も女性に多い疾患であり,Cushing病(下垂体ACTH 産生腫瘍)では臨床像に性差があることが報告されている.本稿では,これらの内分泌疾患を中心に概説する.
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