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乳癌画像診断のあらたな潮流―高濃度乳房に対する対策
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JPY
Abstract
マンモグラフィ(MMG)は検診で乳癌死亡率の低下を証明したモダリティである.しかし,MMG 上,背景乳房の濃度が高い場合,“dense breast”と称され,乳癌が乳腺に隠れて検出能が落ちてしまう問題がある.また乳房の濃度の上昇とともに乳癌の罹患リスクが上昇することも知られており,dense breastの検診をいかに行うべきかというのは大きな問題である.大規模なJ-START の結果で40 歳代女性に対し乳癌検出率の向上が示された超音波,再現性・技師技量に左右されない標準化を実現した自動乳房超音波,短時間撮影法でも高い乳癌検出能を示した造影乳房MRI,要精査率を低下させるトモシンセシス,高精細画像により小さな乳癌の検出も可能とする乳房専用PET,血流のある腫瘍を際立たせることで検出率の改善を図る造影MMG など,種々のあらたな画像検査が登場している.いずれの検査もMMG と比較して高濃度乳房に対する感度の向上を示しているが,どの検査が,よりよいかということについては,これからの課題である.
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/content/article/0039-2359/261050/379