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JPY
Abstract
術前化学療法は乳癌のサブタイプにより治療効果および予後が異なることが明らかになり,その意義もサブタイプ別で異なる.病理学的完全消失(pCR)となった場合,HER2 陽性乳癌やトリプルネガティブ乳癌においては独立した予後予測因子となる一方,ER 陽性HER2 陰性乳癌ではpCR 率も低く,予後に影響しないと報告されている.しかしER 陽性乳癌であっても術式のダウングレードが期待できる.術前化学療法を行うと,浸潤癌および周囲の乳管内成分の広がりを診断することは困難になることがあり,残存病変の評価はマンモグラフィ(MMG),磁気共鳴画像(MRI),超音波(US)の所見を総合的に評価し判断することが重要である.さらには原発腫瘍のサブタイプも考慮したうえで,治療効果の評価,切除範囲および術式の判断を決定する必要がある.今後,術前評価の正診率の向上により,乳房手術,腋窩手術の省略が期待される.
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/content/article/0039-2359/261050/405