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JPY
Abstract
乳がんでは治療方針を決定する際にバイオマーカーを検索することが重要である.血液中を循環する腫瘍由来の物質をとらえることで,がんの診断やバイオマーカーの検索,治療経過のモニタリングなどを行う試みがリキッドバイオプシーである.血液中のマイクロRNA(miRNA)は腫瘍と宿主の関係をリアルタイムに反映していると考えられている.miRNA はさまざまな細胞過程にかかわっており,臨床応用が期待されている.現在,血液中miRNA を早期診断マーカーとして実用化することをめざし,13 種のがんを対象とした大規模な研究が国立がん研究センター,国立長寿医療研究センターをはじめとした産官学連携により進められている.本プロジェクトからは,乳がんの早期診断マーカーとして5 つのmiRNAを組み合わせ,乳がん患者を健常人と判別できることが報告された.治療への応用としては,miR-27bやmiR-34 をミミックすることが試みられている.
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/content/article/0039-2359/261050/417