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JPY
Abstract
乳癌領域における分子イメージングで,現在のところ実際に臨床応用されている検査はFDG-PET である.FDG-PET は糖代謝の亢進した癌細胞や癌組織を画像化するので,乳癌病巣の原発巣や遠隔転移巣の描出に優れるが,腺腫などの良性病変や炎症組織にも集積するために特異度は低い.FES-PET やHER2-PET などの乳癌に特異性のある腫瘍親和性薬剤も研究され,臨床応用が期待されている.一方,乳癌領域に限定されないが,光による分子イメージングが現在大きく進展を遂げており,臨床応用されつつある.さらに近赤外光を使用した分子イメージング技術の進化形である近赤外光線免疫療法は「正常の細胞を傷害せずに癌細胞のみを殺傷する」という癌治療の究極の課題を光イメージングの技術を応用することで実現可能としつつある.またMRI を使用した分子イメージングも研究中であり,次世代型のGd 錯体造影剤を使用したナノミセル抗癌造影剤も開発されているが,近い将来にMRI 画像によるコンパニオン診断薬として利用できる可能性がある.
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/content/article/0039-2359/261050/433