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JPY
Abstract
閉経前乳癌の術後補助内分泌療法としては,エストロゲンの産生およびその作用を抑制することが重要である.『乳癌診療ガイドライン2015 年版』によると,閉経前ホルモン受容体陽性乳癌に対する術後ホルモン療法として,タモキシフェン(TAM)およびLHRH アゴニスト(LHRHa)が推奨されている.5 年間のTAM 投与は推奨グレードA で強く勧められており,10 年間のTAM 長期投与も推奨グレードB で勧められる.しかし,TAM とLHRHa の併用は推奨グレードC1 となっている.TAM の長期投与は閉経前患者のあらたなオプションとして加わったが,リンパ節転移陽性などの再発の危険が高い患者を対象として検討すべきである.SOFT 試験ではTAM にLHRHa 併用の上乗せ効果は,35 歳未満の若年者で化学療法を行っても卵巣機能が維持されている患者で認められている.SOFT 試験とTEXT 試験の統合解析結果からは卵巣機能抑制状況でTAM よりもアロマターゼ阻害薬の有効性が示されているが,閉経前患者に対するアロマターゼ阻害薬の投与は現在わが国では保険適応となっていない.
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