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JPY
Abstract
腎・内分泌領域においてアンチエイジングは重要な意義をもっている.なぜなら慢性の腎臓の障害である慢性腎臓病(CKD)および内分泌・代謝障害である2 型糖尿病は,年齢とともに罹患率が上昇する加齢性疾患であり,加齢自体が病態形成に重要な意義を有しているからである.加齢には大きく,①代謝異常からのメタボエイジングと,②微小炎症からのインフラマエイジング,の2 つのメカニズムがあげられる.前者にかかわる分子・シグナルとしてsirtuin,mTOR 経路,インスリンシグナル,Klotho 遺伝子などがあげられる.後者にかかわるものとしてはミトコンドリア機能,腸内細菌,レニン-アンジオテンシン経路,虚血経路などがあげられる.この2 つのシステムを担当する細胞は臓器内に共存し,系統進化的にもたがいに相互作用しあっている.これらの経路の活性化は加齢性疾患のみならず,加齢性変化の促進に寄与する.
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/content/article/0039-2359/261060/649