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急性腎傷害に対する腎代替療法開始時期に関するあらたな知見と問題点
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JPY
Abstract
急性腎傷害(AKI)を呈した患者に腎代替療法(RRT)をいつ開始すべきか,という問題に対する答えはいまだでていない.この問題に対して,あらたな2 つのランダム化比較試験(AKIKI trial,ELAIN trial)が,2016 年に報告された.前者はRRT 早期導入の有効性を証明できなかったが,後者ではRRT 早期導入群で転帰良好であった.これら2 つの研究を加えたメタ解析でもRRT 早期導入の有用性は証明されなかったが,“早期”の定義や,RRT のモダリティ,施行方法が研究ごとに異なっており,メタ解析の結果をもって早期導入に意味がないと判断することは時期早尚である.RRT 早期開始に関するさらなる知見の蓄積が求められており,現在,STARRT-AKI trial,IDEAL-ICU trial という2 つのランダム化比較試験が進行中である.しかし,これら2つの研究をみても“早期”の定義は異なっており,この問題を解決するにはかなりの時間を要すると思われる.
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