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JPY
Abstract
小児の急性血液浄化療法の原因疾患は,腎外疾患が多い.わが国での全国調査でも,急性腎障害を適応として急性血液浄化療法を施行した小児患者で,腎疾患は33.6%であった.小児は体格が小さいため,バスキュラーアクセスが困難であること,カテーテルが細いためアクセストラブルが起こりやすいこと,しばしば鎮静のため人工呼吸管理が必要とすること,低体温や開始時低血圧のリスクが高いことなどが問題となるため,それらに対する工夫が必要である.新生児などでは,急性血液浄化療法として腹膜透析を選択することもある.わが国の全国調査では,急性血液浄化療法を施行した小児患者の生存率は54.9%であった.腎原性AKI 患者は,生命予後は良好だが腎予後は不良であり,逆に二次性AKI 患者は,腎予後は良好だが生命予後が不良である.小児の急性血液浄化療法の医療はエビデンスの高い報告がきわめて少なく,今後できるだけ多くのデータや情報を収集する必要がある.
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