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JPY
Abstract
集中治療の領域では,投与初期から薬物の血中濃度を適正に維持することが治療の成否にかかわるため,腎機能低下時の薬物動態に基づいた投与設計が重要となる.そのため,患者の腎機能低下の程度を把握するとともに,薬物の体内からの消失における腎臓の寄与率(RR)を評価することで,患者の腎機能に応じた投与量や投与間隔の調整が可能となる.また,急性期病棟で行われる持続的腎代替療法(CRRT)や血液透析(HD)では,薬物の除去を考慮した投与設計が必要となるが,CRRT やHD による薬物クリアランスは,薬物の血漿中蛋白非結合型分率と透析実施条件により予測可能である.また,このほかにも薬剤による腎障害に関しても触れ,臨床上の問題点や対策について解説する.
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/content/article/0039-2359/261070/744