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JPY
Abstract
高血圧・血圧関連遺伝子について,2009 年ごろからゲノムワイド関連解析(GWAS)が本格的に開始され,人種ごと,および人種横断的なGWAS メタ分析が実施されてきた.その結果,これまでに,200 を超す高血圧・血圧関連遺伝子座がみつかっている.それらの遺伝的効果は,対立遺伝子当り,平均して収縮期血圧で1mmHg,拡張期血圧で0.5 mmHg 程度と一般的に小さいが,この遺伝情報を関連する医療・健康情報と組み合わせることによって,高リスク群を同定しやすくなると期待される.高血圧・血圧関連遺伝子はおもに血管の遺伝素因を規定している可能性があり,エピジェネティクス制御のひとつであるDNA メチル化が,すくなくとも一部分,遺伝的に規定されている可能性があることなども,GWAS データをもとに示唆されている.今後,さらに多くの関連遺伝子の同定とともに,人種差や遺伝子間相互作用,遺伝-環境相互作用の検討が期待される.
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/content/article/0039-2359/261080/813