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JPY
Abstract
リカバリーは,疾患や症状がなくなることや機能が戻ることだけではなく,本人の暮らしの回復,本人の主体性の回復が含まれ,元の地点に戻るというよりは,自分の送りたい人生やありたい姿へと近づくことをさす.リカバリーへ進むために医療ができることに,①疾患の影響の最小化,②環境や生活構築の支援,があり,これらは,③医療提供側の当事者主体の考え方への意識変革,が行われてはじめてリカバリー促進実践となりうるものである.医療提供側の意識変革のために組織が取り組めることとして,利用者・患者とのCo-production(共同創造)がある.ピアサポート職員を雇用することも組織の意識変革に有用である.リカバリー促進実践のひとつに,リカバリーカレッジがある.リカバリーカレッジの特徴は,①治療的アプローチではなく,教育学的アプローチで主体的に学ぶ場であること,②精神健康の困難を生きてきた経験を有する者と専門職としての経験を有する者が,それぞれの経験を専門性として共同創造を行っていること,である.
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