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JPY
Abstract
酸素発生型光合成において最初に起こる反応は,太陽の光エネルギーを利用した水分解・酸素発生反応である.この反応により,光エネルギーは生物が利用可能な化学エネルギーに変換され,また分子状酸素が形成され,地球上好気生物の生存を支えている.この反応を触媒しているのは,20 種のサブユニットによって構成される光化学系Ⅱ膜タンパク質複合体(PSⅡ)で,その分子量は350 kDa になる.著者らはPSⅡによる水分解反応の分子機構を解明するため,その二量体(総分子量700 kDa)の良質な結晶を作製し,SPring-8 のX 線を利用した高分解能構造解析やX 線自由電子レーザー施設SACAL を利用した無損傷構造解析,さらに反応中間体の構造解析を行ってきた.本稿ではこれらの構造解析の結果をもとに,解明されつつある光合成水分解反応の分子機構を紹介する.
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