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各種サイトカインで誘導される2 型免疫応答による組織線維化のしくみ
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JPY
Abstract
アレルギー性疾患や自己免疫疾患などの免疫関連疾患は全世界で患者数が増加傾向にあり,病態の解明とその制御が喫緊の課題である.ヘルパーT(Th)細胞が病態形成に深く関与する免疫関連疾患では,記憶型Th 細胞の細胞集団のなかの一部に病原性の高いpathogenic T細胞が生まれることが各種疾患の発症に重要である(“病原性Th 細胞疾患誘導モデル”)と考えられる.慢性アレルギー疾患の病態形成に関与する記憶型病原性Th2(Tpath2)細胞の誘導や維持に,上皮サイトカインをはじめとするさまざまなサイトカインは重要な役割を果たす.また,Tpath2 細胞が産生するIL-5 などの各種Th2 サイトカインや,amphiregulin といった上皮成長因子が慢性気道炎症の病態形成に深く関与している.本稿では,著者らの研究室で精力的に研究を行っている記憶型Th2 細胞に焦点を当て,各種サイトカインの作用という観点から近年の研究結果を中心に概説する.さらに,気道炎症における組織線維化の誘導機序について最新知見を紹介する.
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