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医療機器の医療経済的評価の事例─高額医療機器の経済価値評価
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JPY
Abstract
医療機器は,医薬品と比べていくつかの固有の特徴を有しており,それらに配慮した医療経済的評価が望まれる.関わる特性のうち,提供方法を含む製品構成,要素技術,使用期間,改良頻度は,技術的な色彩が強い要素と考えられる.とくに提供方法と使用期間は,医薬品と大きく異なる.このようななか,医療機器の医療経済的評価に関わる論文数は,1980 年の報告数に対して2018 年で約30 倍と増加傾向にある.たとえば,消化器領域の癌治療に適用される留置ステントについては,治療成績と費用負担の両者を考慮した臨床研究の報告がある.さらに,僧帽弁逆流の治療材料であるMitraClip® の費用対効果を評価したモデル研究も存在する.なお,高額治療機器の代表である補助人工心臓については,体外式を含む63 例の補助人工心臓装着患者の費用対効果分析の報告によると,3 年間という短い分析期間下も,1,086 万円/QALY と海外に比べて良い成績である.本稿では,医療機器に関する最新の経済評価の手法と結果をいくつか紹介し,当該領域の発展の一助とする.
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