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医療事業系の経営分析の方法事例─研究開発の経済的な予測評価
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JPY
Abstract
医療システムの本質は,“不確実性”を包含した生命および健康の需要に対し,医療技術などを用いて効率的かつ適正に対応を進め,社会の幸福の最大化をはかることにある.この概念は,関連する医療製品の事業展開にもおのずと当てはまる.昨今,超高額医薬品などの上市が相次ぐなか,創薬の製品化率は低下の一途をたどり,また世界的に医療財政上の制約が増してきている.そのため,医療事業のさらなる発展には各種事業の付加価値を効率的に高めていく必要があり,経営資源などを将来において最大化させる行動選択がますます重要となっている.そこで本稿では,不確実性を軽減させ意思決定の精度を改善させる金融工学について,費用対効果の要素を取り込んだ新たな理論と手法を応用した事例(再生医療,薬品と機器)をいくつか紹介し,研究開発のポートフォリオの改善のみならず,価格水準や市場規模の予見性を向上させるヒント(投資の回収率の最大化策)を提供する.
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