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JPY
Abstract
本稿では,光操作の基盤技術としてのMagnet システムについて触れるとともに,ゲノム編集ツールであるCRISPR-Cas9 システムの光操作技術に関する研究事例を紹介する.筆者らが開発した技術により,ゲノムの塩基配列を光刺激で書き換えたり,ゲノムにコードされた遺伝子の発現を光刺激で活性化できるようになった.このような時間的・空間的制御能を有するゲノムのリプログラミング技術を用いれば,生体システムを構成するさまざまな細胞のなかで,それぞれの遺伝子がどのタイミングでどのような役割を果たしているのかを解明できるかもしれない.また,ゲノムや異常がどのように疾患につながるのかを解明できるかもしれない.さらに,光刺激でゲノムを自在にリプログラミングして,さまざまな細胞機能を引き出せるようになるかもしれない.このような期待から,化学や生命科学に携わる国内外の研究者が光操作技術に関心を寄せている.
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