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JPY
Abstract
腫瘍局所は低酸素,高乳酸による低pH,さらに低栄養といった特殊な環境を構築している.エフェクター細胞が機能を発揮するためには栄養,とくにグルコースを必要としている.皮肉なことに,腫瘍細胞も大量にグルコースを消費し,増大する.このように腫瘍微小環境においては,エフェクター細胞と腫瘍との間にグルコースの奪い合い,すなわち代謝競合が起こっている.競合に負けたエフェクター細胞は次第にその機能を失い,腫瘍は増大へと向かう.このように代謝が腫瘍の運命を決定付けているということは興味深い知見である.見方を変えれば,個々の細胞の代謝を上手く制御することができれば腫瘍退縮へと導くことが可能となり,代謝制御は新たな免疫治療のターゲットとなりうる可能性がある.
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