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在宅医療における市民との対話 ─ 自律する患者との協働作業
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JPY
Abstract
市民は多様な価値観を持ち,多様な生活スタイルで暮らしている.在宅医療は生活と接する医療であり,市民との対話は重要である.在宅医療を開始するために,継続するために,質を高めるために,不可欠なものとなる.在宅医療では個別の患者ケースと向き合い対話し価値観を共有しながら,患者の意思と自律を支援している.多職種連携勉強会などに代表される顔の見える関係性や地元市民との対話を地域に拡げ,さらに顔の見えない市民とメディアや作品を通じて対話することを根気強く続けることは,在宅医療の発展と地域共生社会への実現につながると考える.地域医療のひとつ要素である在宅医療は,地域包括ケアシステムの大きな柱になることが期待されている.在宅医療は多職種から形成されることが多いチーム医療であり,患者本人,家族,関わる専門職がケースごとに対話を繰り返している.共通の目標を持ったチームであるためには,対話の繰返しが必要であり,対話が成立しはじめて各専門職が自分の役割を自覚することができる.在宅医療における患者や市民との対話をテーマに,筆者が関わった具体例をあげながら,今後の課題を考えたい.
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