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【固形腫瘍の網羅的なゲノム解析と分子標的】 食道がんの網羅的ゲノム解析
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JPY
Abstract
食道がんは組織別にみると扁平上皮がんと腺がんが大部分を占め,世界的に地域によって組織別の発生頻度は大きく異なっている.日本では喫煙,飲酒が主なリスクファクターである扁平上皮がんが多くの割合を占めているが,肥満や胃食道逆流症による下部食道の持続的な炎症に起因するバレット上皮がリスクとなっている食道腺がんの割合も近年増加傾向にある.食道がん全体の5 年相対生存率は約37%と予後不良であり,治療成績改善のためにはゲノムレベルでの病態理解,それをもとにした治療戦略の構築が必要であると考えられる.本稿では食道扁平上皮がん,食道腺がんに対して次世代シークエンサーを用いた大規模ゲノム解析の結果から,食道扁平上皮がんと食道腺がんそれぞれにおける遺伝子異常やがん進化の過程についてこれまでの知見の一部を紹介する.
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