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JPY
Abstract
Toll 様受容体(TLR)がエンドトキシンをはじめとするさまざまな病原体由来構造を認識し,自然免疫を始動する受容体であることが報告されて以来,TLR の研究は精力的に研究され,インターフェロンや炎症性サイトカインの産生を誘導することで感染防御に重要な役割を果たすことが明らかになっている.その一方で,TLR シグナルが関与する過剰な炎症反応は,アレルギー疾患や自己免疫疾患などの病態を引き起こすことが知られている.このため,TLR は重要な創薬ターゲットである.さらに,ワクチンの効果を増強するアジュバントの開発においても大きな注目を集める.近年の構造生物学研究はTLR の実体を視覚化し,原子レベルでリガンド認識機構,活性化機構を明らかにした.得られたTLR の構造科学情報が有望な医薬品開発につながることが大きく期待される.
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/content/article/0039-2359/278060/553