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フラグメント創薬(FBDD)のための溶液NMR実験法
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JPY
Abstract
溶液核磁気共鳴(NMR)法は,創薬においてタンパク質と低分子化合物との相互作用の研究によく利用される手法のひとつである.溶液NMR 法は弱い相互作用の検出に優れているため,とくにフラグメント創薬(FBDD)において重要な役割を果たす.溶液NMR による相互作用実験はリガンドベースの方法とタンパク質ベースの方法に大別される.リガンドベースの方法は,結合が検出できる親和性に制限があることや結合が特異的かどうかを見分けるためには競合実験が必要といった欠点があるが,タンパク質を安定同位体標識する必要がなく,必要なタンパク質の量も少ないため,頻繁に利用される.一方,タンパク質ベースの方法は,タンパク質の試料調製上の困難はあるが,結合の有無のほか,分子認識についての情報が得られるという強力な利点がある.本稿では両者の代表的な実験方法について概説する.
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