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Helicobacter pylori陽性胃潰瘍に対する除菌治療後のマレイン酸イルソグラジンによる潰瘍治療効果の検討
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JPY
Abstract
2003 年に科学的根拠に基づき作成された「EBM に基づく胃潰瘍診療ガイドライン」(以下,本ガイドライン)1)が発刊され,胃潰瘍治療における第一選択療法として除菌療法が推奨された。しかし,除菌治療後,引き続き潰瘍治療を行うことの必要性については十分検討されていない。そこで,今回 Helicobacter pylori(H.pylori)陽性の胃潰瘍と診断された患者を対象に,除菌治療直後の胃潰瘍に対するマレイン酸イルソグラジンの有効性および安全性を検討する製造販売後臨床試験を計画した。 方法:H. pylori 陽性の胃潰瘍と診断され 1 週間の除菌治療終了後,マレイン酸イルソグラジンを 1 日 2 回 8 週間経口投与した。治癒効果については,投与前後に上部消化管内視鏡を施行し,胃潰瘍治癒を確認した。 結果:試験終了時での潰瘍治癒率は 79.4%(27/34 例)であった。本試験中,重篤な副作用は認められなかった。 結論:H. pylori 陽性胃潰瘍患者に対して,除菌治療後のマレイン酸イルソグラジン投与による潰瘍治療は安全性に優れ,有効であることが示唆された。
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/content/article/0289-8020/29030/415