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2型糖尿病合併高コレステロール血症患者における アトルバスタチンによるLDL−C低下療法と 頸動脈内膜中膜肥厚に及ぼす影響の検討
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JPY
Abstract
2 型糖尿病合併高コレステロール血症患者で,アトルバスタチン 10 mg が投与され,糖尿病および高血圧の治療変更なく 1 年以上観察し得た患者における血清脂質および頸動脈内膜中膜肥厚に及ぼす影響を検討した。対象患者は 54 例(うち男性は 21 例)で,平均観察期間は 747±221 日(平均値±標準偏差)であった。投与前,投与 12 ヵ月までとその時点から 1年以上経過した時点の LDL コレステロール(LDL−C)値はそれぞれ 154.5±17.3 mg/dL,96.6±26.2 mg/dL,96.9±24.8 mg/dL と投与後はいずれの時点でも有意に低下し,その効果は最終時点まで変わらなかった。「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007 年版」における LDL−C治療目標達成率は最終時点で 79.6%であった。一方,average IMT はそれぞれ 1.053±0.236mm,1.036±0.256 mm,1.005±0.235 mm と経時的に低下する傾向にあったが,最終時点のみが有意であった。また,max IMT はそれぞれ1.323±0.456 mm,1.315±0.496 mm,1.235±0.382 mm と average IMT と同様の傾向であったが,いずれの時点でも有意な変化ではなかった。LDL−C 治療目標達成例のみで検討すると,average IMT はいずれの時点でも有意な減少を示した。max IMT も同様の動きを示したが,最終時点のみ有意な減少であった。LDL−C 治療目標未達成例のみでの検討では一定の傾向はみられなかった。LDL−C 変化率と IMT 変化量との間には相関は認められなかった。アトルバスタチンの忍容性は糖代謝も含めて良好であった。これらの結果から,厳密な LDL−C 管理を行うことにより動脈硬化進展は抑制されることが示された。
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