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医療機関における男性型脱毛症(AGA)診療に対する受診満足度調査
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JPY
Abstract
男性型脱毛症(androgenetic alopecia: AGA)は遺伝的素因に基づき思春期以降に発症し,前額部および頭頂部に特徴的な脱毛パターンを示しながら進行する脱毛症である1)。われわれが報告したAGAに対する意識調査2) では,うす毛を気にしている男性は800 万人,うす毛に対処したことがある男性は650 万人と推計され,多くの男性がうす毛に悩み,対処していることが明らかとなった。フィナステリド(プロペシア®)の発売以前,うす毛に悩む男性の多くは,ドラッグストアで購入した育毛剤(OTC)により,患者本人がうす毛に対処していた。OTCの使用状況調査3)では,総合的な満足度は低く,少しでも満足している患者は20%に満たなかった。OTCの満足度が低い理由として,使用方法の理解不足や煩わしさによる使用遵守率の低さ,効果判定時期が6 ヵ月未満の患者割合が高かったこと,および使用により期待される毛髪状態の改善効果の情報不足が明らかとなった。この調査では,フィナステリド発売以前におけるOTC使用者の医師への相談意向についても確認した結果,50%以上の患者が医療機関への受診を希望していた。フィナステリドが2005 年12 月に発売され数年が経過し,医療機関でのAGA治療が一般的になった今日,実際に医療機関を受診している患者の満足度を検討する目的で,インターネットによるアンケート調査を実施した。
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