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テルミサルタン内服により降圧とともに内臓脂肪面積減少と糖代謝改善が得られた症例
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JPY
Abstract
内臓脂肪型肥満では,インスリン抵抗性を基盤として,高血圧,高血糖,脂質異常を重積して有することが多い。これら動脈硬化症の危険因子が重積した病態であるメタボリックシンドロームは,近年わが国でも増加しつつありその対策が急務である。メタボリックシンドロームの構成要因のうち,有病率が最も高く,最初に発症しやすいのは高血圧である。高血圧治療で用いる薬剤は,その特性を活かした選択が望まれる。肥満やメタボリックシンドロームを合併している高血圧患者では,インスリン抵抗性に配慮した降圧薬の選択が求められる。アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)テルミサルタンは,AT1 受容体遮断作用に加えて選択的PPARγ活性化作用を有し,優れた降圧作用とともにインスリン抵抗性改善作用を有する。われわれは,メタボリックシンドロームを伴う高血圧症患者で,テルミサルタンにより良好な降圧とともに内臓脂肪面積減少,糖代謝改善効果を確認したので,報告する。
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