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JPY
Abstract
鎖骨下クラッシュ症候群を避けるために,デバイスの植え込みに際しては腋窩静脈穿刺法や橈側皮静脈のカットダウン法が推奨されている。しかし,橈側皮静脈から複数のリードを同時に留置するのは難しく,またリード感染などに際し抜去が困難と考えられる。静脈造影下に腋窩静脈を穿刺する方法は,盲目的な手技よりもより確実である。しかしながら,PA view では,X 線束と穿刺針が平行にならないため,穿刺針の立体的な位置が不明確で,気胸のリスクが避けられない。2005 年に舞鶴市民病院の Haradaらは穿刺する側と同側に透視を振り,造影下に腋窩静脈を穿刺する方法を報告した1)。その方法では穿刺する側に 35~45 度透視を振ることにより,より安全で確実な腋窩静脈へのアプローチが可能となる。術者は静脈造影下に第一(または第二)肋骨前縁と腋窩静脈の交差する部位をねらって穿刺針を進めることができ,X 線と平行に針を進めることによって気胸のリスクを避けることが可能となる。この方法ではリード追加術においても,既存のリードに損傷を与えるリスクはほとんどない。また,血管を確保してからポケットを作製するため,ポケット作製後に血管が確保できずポケットを使用できないといったことがない点で有効と考えられる。
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