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日本人2 型糖尿病患者におけるシタグリプチンの長期有効性および忍容性
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JPY
Abstract
目的:血糖コントロールを目的に,DPP‒4 阻害薬であるシタグリプチンを24 ヵ月間継続投与した2 型糖尿病患者を対象とし,本剤の長期有効性および忍容性を検討する。方法:外来通院中の2 型糖尿病患者54 例(平均年齢65 歳,男性28 例[51.9%],平均HbA1c7.9%,平均BMI 24.8 kg/m2)が本試験の対象であった。シタグリプチン投与開始時から,投与12 および24 ヵ月後までのHbA1c 値の推移,BMI,血圧,血清クレアチニン値および推算糸球体濾過量(eGFR)の推移について評価した。また,忍容性については本剤投与期間中の副作用発現を指標に評価した。結果:シタグリプチン投与12 ヵ月後にはHbA1c 値は有意に低下し,さらに投与24 ヵ月後までその効果は持続して認められた。シタグリプチン投与後にBMI,拡張期血圧およびeGFR の有意な低下,ならびに血清クレアチニン値の有意な上昇が認められた。投与開始時のeGFR と投与24 ヵ月間のeGFR 変化量には有意な負の相関が認められ,投与開始時のeGFR で3 群に層別して各群のeGFR の推移を検討した結果,投与開始時のeGFRが90 mL/min/1.73 m2を超える群でのみ,投与24 ヵ月後にeGFR の有意な低下が認められた。投与期間中にシタグリプチン投与に起因すると判定される副作用発現は認めなかった。結論:シタグリプチンは,日本人2 型糖尿病患者における長期血糖管理において持続的な有効性と高い忍容性を示すことが実臨床での検討によって示された。
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/content/article/0289-8020/38020/179