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血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者に対するダパグリフロジンの24 ヵ月間長期投与
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JPY
Abstract
目的:実地臨床におけるダパグリフロジンの24 ヵ月間の長期投与による糖代謝および各種臨床検査値への影響について検討した。方法:2 型糖尿病患者31 例にダパグリフロジン5 mg/日を24 ヵ月間追加投与した。また,腎機能別に有効性を評価するために,患者をeGFR 値が90 mL/min/1.73 m2以上あるいは未満で2 群に分け,サブグループ解析を行った。結果:29 例が24 ヵ月後までダパグリフロジンの投与を継続した。HbA1c は投与開始時7.6±1.1(平均値±標準偏差)%であったが,24 ヵ月後には7.1±0.8%と有意に減少した(p=0.039)。グリコアルブミンは投与開始時18.9±4.3%,24 ヵ月後18.5±3.4%と有意な変化は認められなかった(p=0.531)。BMI および腹囲は,投与開始時はそれぞれ28.0±3.7 kg/m2,98.6±8.6 cm であり,24 ヵ月後には26.2±3.5kg/m2,94.0±10.0 cm といずれも有意に減少した(p<0.001)。未知あるいは重篤な副作用の発現は認められなかった。サブグループ解析では,eGFR≧90 mL/min/1.73 m2群のみがHbA1cおよびグリコアルブミンの有意な減少を示した。BMI および腹囲は,両群ともに投与開始時からの有意な減少を示した。結論:ダパグリフロジンは24ヵ月間にわたる長期投与の結果,糖代謝と肥満を改善する効果が認められた。また,eGFR<90 mL/min/1.73m2群でも肥満改善効果が確認された。
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/content/article/0289-8020/39020/149