No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
血液疾患で免疫抑制薬の対象となるのは,免疫学的機序で血液細胞が障害される造血障害である.再生不良性貧血ではT細胞によって未分化な造血幹細胞が障害される.一方,特異的自己抗体の産生が関係する疾患として,特発性血小板減少性紫斑病と自己免疫性溶血性貧血がある.赤芽球癆ではT細胞による赤芽球系の前駆細胞の障害のほかに赤血球系の前駆細胞に対する抗体が検出される場合もある.また,抗サイトカイン血症が関与する血球貪食症候群は免疫抑制薬の適応となる.免疫抑制薬の使用について,各疾患においてある程度の標準的治療法は決まっている.しかし最近開発された多種の免疫抑制薬については,その適応についてエビデンスはまだ確立されておらず,副作用,倫理的問題,コスト面も含めて十分に検討されるべきである.
Full text loading...
/content/article/0370-8241/60030/411