No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
分子生物学的手法を用いた遺伝学的病態解明や診断は,呼吸器疾患分野においても急速に進められている.呼吸器疾患で代表的な遺伝子病として知られている嚢胞性線維症の責任遺伝子の発見に始まり,最近では肺胞微石症の責任遺伝子が発見された.このような単一遺伝子異常疾患解析から,多遺伝子が複合的に関与する多遺伝子複合型疾患解析へと移行してきている.日常臨床で頻度の高い慢性疾患,いわゆる“common disease”は,この多遺伝子複合型疾患であることが多く,気管支喘息はその代表的疾患である.多遺伝子複合型の疾患は,それぞれ単独の遺伝子の影響は小さく,環境的暴露と遺伝子の相互作用により疾患が形成されることから,環境要因と遺伝要因との相互作用の中で,遺伝情報を解析し,臨床応用していく必要がある.
Full text loading...
/content/article/0370-8241/65091/1994