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JPY
Abstract
造血器腫瘍では,p15/INK4B 領域のメチル化に代表されるエピゲノム異常が病態を進行させることが以前より知られていたが,これらのエピゲノム異常は偶発的に生じ,自然選択的に残るものと考えられてきた.近年のシークエンス技術の進歩により,DNA 修飾酵素,ヒストン修飾酵素に遺伝子異常が発見され,エピゲノム異常による白血病発症の仕組みが次第に明らかになりつつある.さらには,白血病の治療においてはDNA メチル化阻害薬,ヒストン修飾酵素阻害薬が使用されるようになり,一定の効果が得られるようになっている.本稿では,エピゲノム修飾の仕組みについて概説した後,エピゲノム異常による白血病発症の病態について,最近明らかにされたエピゲノム関連の遺伝子異常を中心に概説する.
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/content/article/0370-8241/67100/2413