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現代社会とうつ病(35) DSM–5 の抑うつ障害の診断基準について
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JPY
Abstract
抑うつ障害におけるDSM–5 の変更点についての概説を行った.DSM–Ⅳで規定されていた大うつ病エピソードの診断基準自体には大きな変更点はないが,大うつ病性障害が含まれていた気分障害のカテゴリーが抑うつ障害と双極性障害その他の関連障害の2つの章に分かれ,気分障害の大項目が削除された.そのほかは,(1) 死別反応の除外基準の廃止,(2) 混合性の特定項目,および不安による苦痛の特定項目の追加,(3) 破壊性気分調節性障害,月経前不快気分障害,持続性うつ病性障害の新カテゴリーの追加,(4) 閾値下の症候についての言及,などが主たる変更点である.これらは今後の診断および薬物療法を含む治療に大きな影響を与えると考えられ,抑うつ障害における診断および治療の課題についての考察を行った.
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