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iPS 細胞技術がもたらす新たな軟骨疾患研究・治療
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JPY
Abstract
軟骨は胎生期には骨格の鋳型として体を支え,生後は成長軟骨として骨格を伸長させ,また関節軟骨として滑らかな関節運動を担っている.成長軟骨の障害は骨系統疾患を引き起し,全身骨格の(多くの場合)短縮,変形を起す.一方,関節軟骨の損傷は膝などの関節運動機能障害を起す.iPS 細胞の開発により,骨系統疾患患者の体細胞からiPS 細胞を作り,それを軟骨細胞へ分化させることで,試験管内で患者の軟骨細胞を作ることが可能になりつつある.この疾患モデルにより,骨系統疾患の病態解析や創薬が行われることが期待される.関節軟骨の欠損に対しては,HLA ホモiPS 細胞ストックから軟骨細胞を分化誘導して,欠損部に他家移植する治療方法の開発が進められている.また,ダイレクト・リプログラミングによって,iPS 細胞を経ずに軟骨細胞を直接誘導することも可能になっている.
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/content/article/0370-8241/69031/610