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JPY
Abstract
温度感応性培養皿は,培養時(37 ℃)では細胞が接着可能な疎水表面を維持することができ,培養後に温度を室温程度(20 ~ 25 ℃)に下げることで細胞をシート状に回収することができる.細胞シート工学は,ES / iPS 細胞を含むすべての細胞ソースにて治療手段として応用が期待できる再生医療の基盤技術である.細胞シートは酵素処理を受けていないので細胞本来の機能も失われることなく保持しており,得られた細胞シートは生体組織へ速やかに生着する特徴を有しており,複数の細胞シートを積層させ,細胞シートどうしを接着させることができる.これらの成果をもとに,自己骨格筋芽細胞シート移植による心筋再生治療の臨床研究を開始し,筋芽細胞によるサイトカイン療法により,重症心不全患者に対する生命予後を改善した.今後,iPS 細胞を用いた心筋再生治療は,より重症末期心不全患者への心筋再生治療の可能性が期待されている.
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/content/article/0370-8241/69071/1507