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JPY
Abstract
人工多能性幹細胞(iPS 細胞)は,体細胞である皮膚細胞や血液細胞から作られる細胞で,ほぼ無限に増やすことができ,かつ,体のあらゆる組織の細胞に分化できる.これらの性質により,iPS 細胞技術は種々の組織/臓器の疾患の再生治療法開発と疾患モデル研究を飛躍的に進めうる.関節軟骨損傷に対しては,iPS 細胞から軟骨細胞/軟骨組織を作り,損傷部に移植する再生治療研究が進んでいる.自己iPS 細胞だけでなく,ボランティアドナーから作られたiPS細胞ストックを使った同種iPS 細胞由来軟骨移植研究が計画されている.また,骨系統疾患の中で軟骨異常が原因である軟骨形成異常症に対しては,患者の皮膚細胞や血液細胞からiPS 細胞を作り,それを軟骨細胞へ分化誘導させることで,患者の病的軟骨に相当する組織を培養皿上に作ることができる.これを疾患モデルとして,骨系統疾患の病態解析や創薬研究が行われている.
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/content/article/0370-8241/71080/1726