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CKD と高血圧―レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の最新知見―
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JPY
Abstract
CKD を合併する高血圧患者に対する治療の中心は,レニン・アンジオテンシン系(RAS)阻害薬である.近年,レニン・アンジテオテンシン・アルドステロン系(RAAS)の研究は進んでおり,RAAS がCKD や高血圧の病態に関与していることが分かってきた.また全身系のRAAS だけでなく,腎内局所RAAS がCKD や高血圧の発症に関与していることも分かってきている.RAS 阻害薬は,これまでの臨床試験から降圧作用を超えた腎保護作用“beyond lowering blood pressure”を有することが分かっている.しかしORIENT 試験の結果から,RAS 阻害薬は腎機能低下速度の速い糖尿病性腎症に対しては腎症の進行を抑制することが難しいと考えられ,糖尿病性腎症に対する治療の限界が垣間見える.一方で,ミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬や腎デナベーションといったRAAS をターゲットにしたさまざまな薬剤・治療法が開発されており,よりRAASを効率的に抑制する方法の樹立が望まれる.
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